リトアニアを訪れるたびに買い付けてくる、Reginaさんのとっておきの黒陶器。
この焼きものの特性から、こちらのベルは陶器というよりも金属音にも近い、カランカランと乾いた音がするのが特徴です。
黒い色を作り出すのには、松の木とリトアニアの土が大きく関わっています。
長期間にわたりかかる工程に窯を土で覆う作業があるのですが、その土から出る鉄分がこの黒い色を作りだします。また、テラコッタのような色合いの陶器は「松ヤニ」から作られるものだそうです。
どこででも作れるわけではなく、リトアニアの中でも限られた場所でしかその製作はできません。
時間をかけてじっくり作り出される陶器はススのような独特の深い色合いをしていますが、とても優しい雰囲気を感じることができます。
Reginaさんが一点一点針金のような細いペンで模様を描き、彩色した小さな花々が、愛おしいポイントになっています。